今、『書店』が
急激な勢いで
街から消えつつあります。
日本著者販促センターによると、
1999年には22000店舗以上あった
『書店』と呼ばれる店舗は、
2014年には13000店舗前後までに減少し、
このペースは
1年で約500店舗減少していると言われ、
1日に1店舗以上、街から姿を
消しているとも考えられます。
その原因として
Amazon等のネット文化の拡大、
大型チェーン店の大量出店等が
一因として挙げられますが、
そもそもの根底には、
『似たような店が多く、
力のある店舗に
売り上げを奪われたから』
といった点が
あるのではないか…
と、考えています。
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本当に減少?超売れてる本屋が北海道にあった!

By: Guwashi999
『いわた書店』という
小さな書店では
『1万円選書』
というサービスがあるそうで、
それが注目を浴び、
日本全国から
注文が殺到しているそうです。
具体的な内容としては
お客さんに仕事内容や
最近読んだ本などの
アンケートを書いてもらい、
そこから店主の岩田氏が
今まで読んできた
膨大な本の中から
そのお客さんに合う
1万円分の書籍を
探すというサービスです。
店主の今までに読んできた本の
圧倒的な知識量が無ければ
出来ない芸当ですよね…!
人の視点で
完全オーダーメイドで
本を見繕ってくれるような
この
『ネットでは決して出来ない仕組み』
が、広く認められているそうです。
こういった事例を
改めて見つめると、
『個人の知識』というものが
これからの仕事では価値を生み、
それが、ファンを呼び、
自らにも富を生み出すということを
考えさせられます。
もし、ネットで書店を開こうと、
本を大量に仕入れたとしても
同じようにネットで
販売している店舗は
既にたくさんあるので、
その中で、どのようにして
“個性”を出すのかに
注力しなければなりません。
インターネットを使った
仕事であっても、
そうでなかったとしても
どちらにしても
自らの“知識”・“アイデア”を
どのように光らせて、
どのように
『価値』として提供するかを
日々、試行錯誤していく事を
意識することは
今後私たちが仕事をする上で
優先して考えていくべき
重要事項なのかもしれませんね。