『譜読み(ふよみ)』という
楽譜に書かれている音符を
実際に音色として
結びつけるようにするといった
言葉があるのですが、
この言葉の認識が
人それぞれだったのが
サークル活動時代に
印象に残っています。
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“譜読み”1つでも、捉え方は違う

By: Epic Fireworks
1人はただ譜面を眺めているだけで
譜読みという段階を
終える方も居ますし、
また別の人は、
実際に楽器に触れて音を出しながら
試行錯誤してやってみている方も
居らっしゃったりなどと
様々な形で、譜読みを行います。
そうして、各パートの
個人での譜読みが終わった時点で
それぞれ練習を始め、
複数のパートが合同で練習し、
大きな演奏会に備えるのですが、
『譜読み』1つでも、
1人1人、準備の仕方は様々なわけで
自分に合った準備を、自らの力で
見つけなければならないわけです。
当然ながら、こういった作業に
『公式』というものは存在する訳がなく
仮にあったとしても
効率的な方法、アドバイス、
といったものしかないのです。
私も最初は音楽初心者だったので、
譜読みの仕方を、
絶対音感持ちの同期に相談したり
先輩に相談したりしましたが、
結局のところ“正解”は
自分で見つけるもので、
誰かがそれを
隠し持っているという訳ではないのです。
そういった側面から考えると
インターネット上に溢れている
様々な『ノウハウ書』には
必ずしもその人にとっての
正解が書かれているとは限りません。
ですが、そこには紛れもなく
『ヒント』や『アドバイス』は
散りばめられているはずなので
そういった所から
答えを見つけ出して初めて
その人独自の『ノウハウ』が
完成するのではないでしょうか。
と、少し話が逸れましたが…。笑
譜読みのやり方は、確かに最終的には
自分で見つけたようなものでしたが、
それでも、丁寧に教えてくれた、
絶対音感持ちの同期や、先輩の言葉は
とても参考になったことも事実で、
今でも本当に感謝しています。
彼らから頂けたヒントは、
自分の中での正解を見つけられるための
素敵な道筋となったわけですからね…!
確かに、行動するのは
いつも学ぶ側かもしれません。
でも、教える側が
『マニュアル』や『公式』に
囚われることなく、
どれだけ丁寧に
道筋を示す事が出来るかが
正解への距離を決めるのではないかと
考えるようになっています。